このレビューはネタバレを含みます
実験に成功した時よりも、実際に投下されてその凄まじい威力に興奮した国民たちに賞賛されるシーンの方が遥かに恐ろしく描かれてる。
その前段で「科学者は計算してそれが現実になることを恐れるけど、一般人はそれが実際に起きないと恐ろしさを理解できない」みたいなセリフがあって、
現実になってもなお恐ろしさを理解できない市民がたくさんいるんだということの絶望感がすごかった。
風立ちぬでもそうだったけど、科学や技術が悪なんじゃなくて、それを使う人間の問題なんだよな。
繰り返し見たいとは思わないけど、ノーラン節も健在だし映画館で見て良かった。