モネモネ

オッペンハイマーのモネモネのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.7
『創り出してもいいのか。
このような兵器を…』

第2次世界大戦下
世界の運命を握った天才科学者
オッペンハイマーの栄光と没落の生涯の作品

凄く深く考えさせられた映画は久しぶりだ。
上映時間3時間があっという間で
話にどんどん引き込まれていった。
流石クリストファー・ノーラン監督
俳優陣は勿論、映像も素晴らしかった。

「たった1人の物理学者が世界を変えてしまう」
恐ろしく大変な事なのだ。
映像の中の彼の栄光と没落の人生は
複雑な感情が入り混じり,鑑賞している
自分までも感情が右往左往だった。
何故なら、栄光とは幸いを表わす光である。
輝かしいものなのに国家プロジェクトに
捧げなくてはならない行動や感情が、何処が栄光なのだろう?そして、日本の広島、長崎の原爆投下。戦争を知らない自分にとって、こんな事が起きていたのかと思うと、簡単に言葉では説明出来ない事が起きていたのだ。
そして、彼の没落人生は晩年まで続く。
「科学者に与える最高の栄誉」
それが 彼の栄光だったとしたら
道理を見つけた事になるのだろうか?

『いまに、わかる』
彼の悩み苦しんだ自分に
言い聞かせてきた言葉なのかも知れない。
struggle and suffer
モネモネ

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