ノーラン作品の中では、インセプションかこれかというくらいに好き
何となく原爆誕生秘話くらいの気分で観に行ったけど、実際の所は人間ドラマでありお仕事映画であり法廷劇(正確には「これは裁判ではない」)でもあって、良い意味で裏切られた
今回も時系列入れ替えおじさんではあったけど、前作みたいにギミック的面白さが主役じゃなくて、ストーリーテリング的観点での必要性から並び替えを行ってたように感じた
そして今作では、時間は線形に流れていくというよりは、量的に積み重なっていくイメージを勝手に受けたんやけど、時系列が分かりにくい中、器に溜まっていくビー玉だけが物語上の臨界点までの時間経過を視覚的に表してたのも良かったな
トリニティ実験から結末までの一連のシークエンスでは、ずっと体の芯が寒かった
計算ミスのくだりから最後うまいこと言うのとか大好き
他にも思ったことはある気がするけど、とりあえずオッペンハイマーの早脱ぎ一発芸が見れてよかった