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オッペンハイマーのyumのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
心理描写多めだからか、クレイジーな主人公に同調させられる感じが少し恐ろしくもあり、トリニティ実験のシーンは変わってしまった後の世界を知っているからこそ緊張でピリピリした。

ともあれ超大作映画で、こういう自己批判的な作品が作れるのはアメリカの芸術や法の強さだなぁと思いました。
必ずしも一つの芸術がその国を体現することにはならないという事はさておいても、この暗い作品がアメリカでヒットしたのが驚き。

元々ノーラン作品は得意ではなかったのだけれど、現代の核の問題と世界がどう向き合うか正面から問いかけた映画になっていて、日本人とか何人とか関係なく、観た方がいいやつだよなと思った。

Newsweekに、OpenAIのSam Altmanをオッペンハイマーになぞらえている記事があって、一瞬面白いと思ってしまったけれど、それはそれだ。
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