がらがら

オペレーション・フォーチュンのがらがらのレビュー・感想・評価

3.5
ガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムの5回目のタッグ作。

犯罪組織に盗まれた”ハンドル”の正体と、その目的を阻止するため、敏腕エージェントのオーソン・フォーチュンが仲間たちと任務に挑む。

ガイ・リッチー映画のスパイ映画といえば007シリーズっぽさを感じた『コードネームU.N.C.L.E』があるけれど、今回は『ミッションインポッシブル』シリーズに近いスパイ映画になってる。

程よく不真面目な主人公のキャラクターはジェイソン・ステイサムのイメージにピッタリで、そんな主人公がクセのある仲間達を振り回したり振り回されたりしながらアクションを決めていく。悪くはない、決して悪くはないし、肩の力を抜いて楽しめる映画ではあるんだけど、ガイ・リッチー監督作にしては展開に捻りが無くてちょっと拍子抜け。

ライバルのチームと競い合いながらの任務やただの俳優を任務に起用する部分は、面白くなりそうな要素なのに思ったよりも大きく扱わない。凄いスタントやハッとするアクションがあるわけでもなくて、結局この映画の見どころは何かと聞かれるとピンと来ない。そんな作品。

一番良かったのは、ヒュー・グランドが演じる悪役のグレッグ・シモンズ。ただの典型的な成敗されるだけの悪役になっていなくて、クライマックスの脅しのシーンなんかはめちゃくちゃカッコよかった。
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