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オペレーション・フォーチュンのMrOwlのレビュー・感想・評価

3.9
英国諜報局MI6御用達の敏腕エージェント、オーソン・フォーチュンをジェイソン・ステイサムが演じ、ウクライナで奪われた100億ドルで闇取引されるとてつもなくヤバいブツ=“ハンドル”を追跡・回収せよというミッションを新たに編成されてチームで挑む英国スパイアクションものです。MI6のコーディネーター・ネイサンはケイリー・エルウィス(ソウ、MIデッドレコニングなど出演作多数)が演じ、毒舌の天才ハッカー・サラ(オーブリー・プラザ)、新米スナイパーのJJはバグジー・マローンが演じています。ネイサンの上司にはエディ・マーサン、闇取引を仲介する胡散臭いブローカーのグレッグ・シモンズはヒュー・グラントが演じ、成り行きでチームに加わる映画スター、ダニー・フランチェスコをジョシュ・ハートネットが演じるなど、脇を固める俳優陣も実力者揃いです。スナッチ(ブラッド・ピット)、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr.)、コードネームU.N.C.L.E(ヘンリー・カヴィル)、ジェントルメン(マシュー・マコノヒー)など犯罪サスペンス、スパイアクション系の作品が多いガイ・リッチー監督ですが、キング・アーサー、アラジンなども監督しており、ジャンルの幅は広いんですよね。本作はややコメディ要素多めのスパイアクション映画でした。ガイ・リッチー作品ではジェントルマンやリボルバー、、スナッチ、キャッシュトラックが好きな自分としてはちょっとお笑い要素多いかな、もう少しシリアスでも良かったかも、という印象はありますが、ジェイソン・ステイサムのアクションは相変わらずカッコ良かったですし、ITギア、ITスキルを駆使して情報戦を行うサラも良かったです。また、バグジー演じるオーソンを援護するJJもカッコ良かったですね。バグジーはジェントルマンでも街のヤンチャな兄ちゃんを好演していました。本作はジェントルマンの時とは違う冷静沈着なJJというキャラクターを見事に演じていました。ブローカー役のヒュー・グラントはジェントルマンに続いて本作も怪しい奴の役どころでしたが、本作でも流石の存在感でした。ジョシュ・ハートネットも良かったです。少しコメディ要素多いので自分と同じように、シリアス要素の多いガイ・リッチー作品が好きな人には少し物足りないというか、軽い感じがするかも知れませんが、テンポは良いので間延びせずに楽しめる作品だと思います。ちなみに本作はガイ・リッチー作品への常連が多く出演してますね。ジェイソン・ステイサムはスナッチ、ミーン・マシーン、リボルバー、キャッシュトラックに出演してます。エディ・マーサンもジェントルマン、キャッシュトラック、シャーロックホームズなどに出演してます。ヒュー・グラント、バグジー・マローンはジェントルマンにも出演してます。
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