何度目かのガイリッチ ×ステイサムのコラボで大好きなシリアステイストのキャッシュトラックに続きスパイコメディの本作は何と言うか盤石な布陣のハズなのに書くことがないというかNetflixオリジナルなら後腐れなく私の心の中のステイサムもはにかんでいたんでしょうが劇場ではそうはいかない。
今回のステイサムは英国諜報部員 Mi 6 所属 ということでプロットとしては007なんですがガイリチにしては頭空っぽにしても置いてけぼりをくらわないスッスカスカの内容でもうデッドレコニングまんまなんですよねやってることが、これはびっくりしましたね会話も多いのでジェントルメンくらい身構えましたが。
ガイリチは従来のスパイ物と差別化を図るためアクションに時間をかけず自身の持ち味でもある会話劇などでスタイリッシュに魅せることに比重を置いたのでしょうが脳死できるんだからアクション並々でも良かったんじゃないでしょうか。
イコライザー3のマッコールさんと同じくステイサムもまったく苦戦せず敵を蹂躙していく様にマッコールさんもCIAに所属していた現役の頃の映画作ったらこんなあっさり任務遂行するんだろうなとか考えちゃうほどのステイサ無双が発動する一歩手前の朝飯前感が強く物足りなかったですねもっと欲しいのよステイサ無双見たいのよ私は。
キャッシュトラックのような少々手こずりながらもマシンガンをぶっ放すステイサムを永遠と観ていたいのよ、でも冷静に考えればアクションを盛々にしていたら完全にワイスピのデッカードショウのスピンオフになってしまいますから有名俳優を使うっていろいろ難しいですね~。
何気に 私は昔 ラッキーナンバー 7を見て ジョシュハートネットを知りブラピに1ミリくらい似てるというか面影があるなという理由で好きなんで楽しみにしていて本作ではハリウッドスター役で弱みを握られ潜入捜査に駆り出されていたんですがここもっとコメディの見せ所として盛り上げられなかったかね?
普通一般人が生死に関わる 潜入捜査を受けるとどこかでボロが出そうですよね?初めからお前はハリウッドスターを演じればいいんだ自分自身を、そうお前はスターだヒーローだ的なマインドをチョロい言葉で形成できたせいかジョシュはそつなくこなすのでマッシブタレントのニコケイみたくアタフタしても良かった気もしますね~ここは惜しいところではありました。
天才ハッカーのサラは素晴らしい饒舌っぷりでいちいち口元をアップで映すのも良かったですね~。
ヒューグラントはヒューグラントでしたね~それぐらいですかね~。