レオン

オペレーション・フォーチュンのレオンのレビュー・感想・評価

3.7
見逃し話題作。 (★平均3.6 アマプラ見放題)
ものすごく惜しい作品・・と感じた。
冒頭、歩いてるバックに、無音の奪略シーンで展開させる演出が物語を素早く進め上手い♪
が、それからが説明的あるいは不要な台詞がやたら多い。 これはオーディオブックか?(本ではなく、読み上げた音声データの書籍)画面見なくても分かるんじゃない?と思えるほど^^;

まあ特別好きな監督ではないが、ガイ・リッチー作品は過去に8作見てて、こんなに台詞がうざく感じたのは初めて。 しかもよく分からず笑えないジョークをかまして、本筋の説明はあやふや・・。
空港での作戦中も、せっかくの緊張感を余計な台詞がシーンに集中出来なくしている・・。

今回のガイ監督はハズしたな・・・。
と思っていたら、船上パーティーから中々の展開に♪
ハートネットの間抜けスターぶりが上手く、ヒュー・グラントの曲物悪党も堂に入っていて見入る。

が、その後もPCからのバックアップ役(オーブリー・プラザ)の声でいちいち細かく解説するのが、ひつこく感じる。 
そして1時間経過ぐらいから、説明より物語が動き出し、ようやく本格スパイ物の様な展開に♪

終盤、大捕物で悪党とIT成り上がり者をギャフンと言わせる展開など、かなり痛快&どんでん返し的によく練られた脚本が上手い。

キャスティングも、常に「イエス・ボス」と寡黙に従う狙撃手JJや、いかにもIT屋の買い手、強烈個性のアジア人秘書等、適材適所で全員存在感が強い。 
特に腕利きハッカー=サラ役の オーブリー・プラザは絵画の説明シーン等かなり見入る演技に、私的に今後のチェック女優さんに♪
(唯一、何度も邪魔に入る組織の長=マイク役のみ平凡)

が、冒頭に書いたように、全体的にもっと台詞を削って、見る者に"悟らせる" 演出にすれば、★平均はもっと上がって4近くになったと感じた。
う~~ん惜しい♪ でも基本の物語はかなりの出来に感じて★3.7に。
レオン

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