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オペレーション・フォーチュンのNowLoadingのレビュー・感想・評価

3.4
 本日の一本。

 ガイ・リッチーとジェイソン・ステイサムのコンビによる何時ものスパイアクションもの。最初から最後まで何一つ新鮮味はない。
依頼を受ける腕利きのスパイ、
狙われる超極秘兵器、
手柄を横取りしようとするライバル、
世界を股にかける追いかけっこ、
等々基本的なフォーマットを徹底してなぞっている。

 じゃあ本作の見所はなんだよというところでガイ・リッチー監督の小気味よい会話劇ということになる。出演者もガイ・リッチー組のおなじみの面々で演技そのものへの不満は全く無い。でもこの作品はなんか会話のキレが微妙にズレているような感覚がどうも気になった。

 「ロックストック」等の初期作が完璧過ぎたと言えばそうだが、「キャッシュトラック」では無口のステイサムであっただけに今回こそはと思っていたが、なんか違うんだよなぁと思ってしまったというのが感想。目を離すとバンバン会話劇が進むのでながら見も難しい。

 アクションはやはりこの手の監督だからキチンとおやりになっているし、オチも好きな方か。会話のノリが個人的に合わなかったんだと思っているのでまた次回作に期待。
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