父を死に追いやった叔父への復讐を誓う、若き王位継承者。というところでライオン・キングを思い出した。なぜか四つん這いになって獣みたいに吠えてるし占い師のサルみたいなウィレム・デフォー出てきたからはいはいこれはライオン・キングなんだね〜とか思ってたらなんか全然違ったぞ…！
北欧神話、シェイクスピア、仰々しい台詞回し……そんなに叔父が憎いのならそなへんの包丁つかんで寝てる間にいくらでも刺せたのに、わざわざ封印されていた剣とやらを探しに行って決闘申し込むってあたりもマジ神話。知らんけど
「ライトハウス」もそうだったけど、ただ映像美だけにこだわって奇をてらっている感じはなく、どうやらただド真剣にワケ分からないことをやっているようなので、好感が持てる。撮影もなかなかに凝っているのだが、もはやただカメラを回しているだけでもアイスランドの自然の壮麗さがダダ漏れなので、それだけでもスクリーンで観る価値はある。友情出演のビョーク、自国レペゼンでノリノリだった可能性はある。楽しかったです
