nana

ノースマン 導かれし復讐者のnanaのレビュー・感想・評価

3.5

壮絶な復讐劇と北欧の映像美。

好みが分かれそうな作品でした。

仇を打つ
救い出す
殺す

リベンジ復讐ストーリーと迫力のアクション。

異質な神が混じっているのが面白く、ファンタジックでありながらリアルな憎しみ。

ヴァイキング全盛の時代の北欧文化。
ヴァイキングの実像は実は海賊では無く、海ではなく船に乗って陸地で暴れる、普段は農業をやり、話がまとまらないと暴れる貿易商だったそうです。
海だけではなく川にも行くので村人を襲う💦

そんな背景を予備知識で入れておいたほうが楽しめそうです。

血が飛び交いムキムキマッチョ💪

セリフや解説が戯曲のようで素敵な例えがたくさんあった。
The・映画
大きめのスクリーンでしっかりと非日常を楽しみたい方にオススメの大作です。



~~~~~上映後~~~~~~

万物評論家・丸屋九兵衛さん登壇
大学で第二外国語を北欧神話とヒロイックファンタジーに近いからとドイツ語を選んだくらいそれが好き。

叔父さんは神を信じている。だからこそあんななった。
羊飼いにあの肉体は必要かいっと思った。
立派に戦死する事が美徳とされた倫理。

マジックマッシュルーム効きすぎ。

1066年、ノルマンディー半島を気に入った海賊がイングランドを侵略した。
大陸からやって来た人が島の王朝に入り込んでしまった。

この映画の舞台
・スコットランド沖の架空の島
・ロシアの大地(ルース、バイキングの事、の土地なのでロシアというそうです。)
・アイスランド

セルキーに喰われる💦
セルキー=アザラシ女
アザラシの中から美しい女の人が出てくる伝説からだそうです。

資料を片手に丁寧にトークをして下さる方で勉強になりました。
nana

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