ささ

ノースマン 導かれし復讐者のささのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

主人公の筋肉の量がえぐかった。
重々しい戦い方も体型の説得力があるから見応えが生まれてたと思う。

この監督さんの空気感がやっぱり好きやなって思った。自然の光の作り方が良かった。
ラストの戦いは興奮した。

マンガのヴィンランド・サガをアニメで見てたから北欧神話への信仰や当時の時代の価値観が入りやすかった。

残虐さをしっかり見せてくれるから、当時の野蛮さや死の近さを感じた。
そんな時代だからこそ人間の狡猾さや監督のテーマの様な現実を超えた信仰の強さを感じた。

過去作の「ウィッチ」の様な大切なモノがある分、恐怖も輪郭をハッキリさせる感じも弟がトロールの呪いと恐れる所や、主人公がヴァルキュリーに連れられる所に感じた。ヴァルキュリーが現れたのは主人公と同じ立場でやったぁー!って思った。

儀式も印象的で火山の近くで馬の首を切って並べるのも、死の価値観が近い、現代とは違う信仰で衝撃うけた。

1人を取り逃すと一国が滅びる。そんな復讐の恐ろしさをテーマ様に感じた。
始めの方のバイキングが村を襲い、子供や
老婆を小屋で燃やし殺すのは復讐の根を断つには残虐にでも血を絶やさないといけないということを主人公自身が体現している。

鼻をかじっりとられる兵士を殺す時には「全部もらう」みたいなセリフやった。

神話と現実が曖昧になるのが面白かった。
画の魅力がやっぱり凄かった。
カットを切り取って一つ一つしっかりみたい。


ニコール・キッドマンが演じた王妃は、現代の価値観に合わせた感じた。
野蛮な時代の中でも時代の流れなのか、多様な考え方なのが、兄はオーディンの信仰し戦士であり最も野蛮で勇ましく、弟は農耕の神を信仰し賢かった。
王妃は自身の安全の為に賢い選択をしたとも言えるのかな。
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