瀬戸内ジャクソン

ノースマン 導かれし復讐者の瀬戸内ジャクソンのレビュー・感想・評価

3.5
生き神Bjork様、やはりシビれました。
神と人間の距離が今よりも近かった時代の光と闇。
素晴らしい衣装やキャストはとにかく眼福だったんだけど、だからこそ各々をもう少し深く掘り下げて欲しかったように思いました。勿体無いなと。その素晴らしい映像は観ているだけで圧倒されるしポイントポイントは面白いんだけど、極端に言うと紙芝居を見ているようなブチ切れ感というか人物描写の端折り方も感じる。
『この人めちゃくちゃ魅力的で重要人物っぽいのにそんな説明無しよちょっと出し?』
という小さなストレスを何度も感じてしまった。辺境の王国とは言え、あれだけの装飾品や当時圧倒的に高度な技術を持って製作された衣装の数々、大きな船を建造出来る規模の国だと言うのに、戦闘シーンや国民大集合のシーンで出てくる人民が5〜6人とか、
『え?村?王族の方が国民より多くない?』
みたいな違和感も。
流石に衣装やセット、俳優陣にお金がかかり過ぎて人を増やせなかったのかな?なんて疑問もチラホラと。
見事な作品を観ているという感じはあるものの、どうもスッキリしない印象でした。

口琴の音色は北の大地によく合い
瀬戸内ジャクソン

瀬戸内ジャクソン