あい

ノースマン 導かれし復讐者のあいのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロバート・エガース監督の映画を観てきたが他の作品に劣らないエグさ、人間の卑しさ、不潔さが表現されていて不快になる人も一定数いそうな好みが分かれる作品だろうなと思った。
私自身も題材には惹かれて鑑賞するのだが思っていた内容とは全く異なり毎回、衝撃を受けるし評価するのに困る作品ばかりである汗
しかし、この監督は表現したいものが的確でブレないところが凄いと思う。

北欧神話がベースとなっているので詳しい人 には楽しめる内容なのかもしれないがファンタジーの要素はあるが現実路線の話なのでキラキラした王族の話ではないし、そういった演出は殆どない。
父王を殺され国を追われた主人公の血生臭くて野蛮な復讐劇である。

復讐が復讐を生み血を血で洗うような展開で叔父と相打ちになり主人公もあっけなく死んでしまう結末に結局何が伝えたかったのか理解できず置いて行かれた笑

ニコール・キッドマン演じる母が主人公に伝える真実もかなり衝撃的だった。
生き残る手段として家族すら利用するとは強かな女性…といっていいのだろうか…
我が子まで殺そうとするなんて怖すぎる…
あい

あい