「コレが真の完成形」というよりは『作り手の想いが溢れた増量版』という感じのディレクターズカットである。
ドライな言い方になるが…
そういうタイプなのでシリーズ愛が強い人なら『観てヨシ!』なのだが、そこまでゴリゴリにファンなワケでもない人が劇場公開版を観た上で「あえて またバージョン違いを観る必要性があるか?」と考えた場合…
『 そんなに気にする程でもない。』
というのが本音だ。
会話の延長やストーリーを分かりやすくアシストする説明的な会話等がプラスされ親切になっている…という考え方も出来るが、必要か?と言われるとぶっちゃけそうでもないモノも多い。
中には展開上 全然必要ない部分もある。
一応ドミニクの"父としての成長"に絡んだ部分のチョイ足しは公開版にあったとしても良かったかも。
アルマジロ戦の地上カーアクション増量も目に見えて爆盛りというよりは「ちょっと大盛りにしました」という感じ。
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ある意味この作品はコレが目当てとも言えるので文句は無い。
元々長いランタイムを大人の事情でカットしたならば「そのカットは正解」と思える部分も結構ある…という感想になる。
とはいえファンなら「観てみたい」という気持ちになるだろうし、ワシ自身そう思ったのは事実なので、Blu-rayに両方のバージョンが入るというのは良い事であり、ありがたい限りだ。
比べた結果、個人的には劇場公開版の方がまだテンポ良くなっているから好きである。
ただ、何回も観るタイプじゃない人が"映像ソフトで初鑑賞"ならディレクターズカット版を観ちゃうだろうね。
(まぁガチのファンは何にせよ観るだろうけどw)
ちなみにレンタルBlu-rayで鑑賞したのだが、Blu-ray DISCは販売もレンタルも中身の仕様は同じと推察する。
《レンタルDVD》にも両方の時間が表記されていたので同様に再生時選択する仕様になっているのだろう(予想)。
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ただし《販売用Blu-ray&DVD》の場合"DVDにはディレクターズカットのみ収録"というネット記事も見かけたので、ちょっと断言はしかねる。