このレビューはネタバレを含みます
淺雄監督の初長編作品ということで、
ご本人から直接ビラを頂き、
流れるまま劇場に観に行きました。
難しいセクシュアリティの問題に対して、
当事者に寄り添う視点で描いていたのが、
今までにあったようでなかった視点で、
新鮮であり、素晴らしかったです。
性自認に対して“ゆらぎ”を持つ。
自分自身を枠に当てはめず、
その時に感じる自分を肯定しながら生きていく。
セクシュアリティに限らず、
人生において大切なメッセージを受け取りました。
ご本人曰く、ノアの方舟を意識して
作品を作成したらしく、鳩や船の作品は
オマージュとして表現されています。
そう言った部分も大変素敵でした。
そもそもキリスト教のお話と
セクシュアリティを絡めていいのかと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
聖書には厳密にはセクシュアリティに関して記載はされてないとのことです。
※様々な議論はあるとは思いますが、聖書の授業を受け持っていた監督の恩師の方が、トークセッション登壇されお話しされていました。
一意見としてご認識ください。