2023年 91作目(劇場50作目)
若い人達だけでなく全ての人達へのメッセージがこもったようなみずみずしい映画でした。
まわりから変化や同調を求められたり、人をなにかの属性にあてはめようとしたりしますが、その中でもがいている彼女たちが、自分の中の葛藤や恐れをお互い話たりすることによって心を開いて一緒にスクラップ&ビルドを行いながら前に向かっていく様が見終わった後にみずみずしさと励ましを残してくれました。
特に朔子の部屋で西原さんが「恐くないの?」と朔子に問いかけ朔子が西原さんを包み込むように抱きしめてあげるシーンが優しく愛情も感じ美しかったです。
「それは私が決めることだよ」
この台詞が比較や評価がある創作活動において自分の納得いくまでやっていいという力強いエールのように感じました。