絵画でも彫刻でもなんでもいいけど、ものづくりに取り組む若者を描いた物語の苦悩の描き方がどれも既存の枠組みに当てはまっていて、そうした通俗的な若者の生態を疑ってないことがどうしても引っかかる。恋の仕方…
>>続きを読む上映後の舞台挨拶で淺雄監督が何度も仰っていた“揺らぎ”を感じる事が出来たし、セクシャリティを含め10代の不安定な心情が繊細に表現されていると思った。
このシーンはどういう意味があるのか?とかこの台詞…
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上映後に監督の舞台挨拶があり、ご本人のアイデンティティーにまつわる物語と聞いて合点が行ったが、興味深く優しい眼差しで、上映場所と時間が限られても観に行く価値のある映画だった。
鳩を逃した後のシーク…
十代後半の肉体的にも社会的にも一生のうちで一番不安定な時期を描いて、でもその葛藤には意味があるんだよという映画だった。
主人公の友達が、親愛が根底にあるからこそだと思うんだけど、主人公にグイグイに来…
これは通り過ぎてしまった何かではなく、今もたしかにここにある自分についての物語だった。確固たる自分なんてほんとうは存在しなくて、いつまでも波や砂の城のように自分自身は変わっていく。つかまえても、つか…
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●ミューズは溺れない
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青春の甘酸っぱい何か。
去年観たかったけど、気付いたら上映が終わってしまっていたので、やっとこさポレポレにて。
美術部の高校生朔子と、溺れる朔子を描いて絵画コンクールで…
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ポレポレ東中野
2023年劇場鑑賞 25本
(2022年鑑賞 通算26本目)
昨年テアトルで上映を逃し気になっていた作品がポレポレで再上映
同性を好きな子
異性を好きな子
どちらにも好きという…
初めてトークショー聞けてbgmとかカット割りとかその時の俳優の心境とか聞けて感激
とにかくやってみないと始まらないし話してみないとその人がどんな人かわからない
繰り返して何が正しいのか何が自分の中で…
恋愛とか友だちとか未来とか、分からないものや見えないものってなんとなく不安。人と違う自分も不安。朔子や西原にも「人と違う自分」に対するゆらぎがあったと思うけど、個人的にはそれを栄美の方にむしろ強く感…
>>続きを読む©カブフィルム