囚人13号

南部の人の囚人13号のレビュー・感想・評価

南部の人(1945年製作の映画)
4.0
ルノワールは渡米後も決して真正面から資本主義を描写することなく、フランス時代に取り上げてきた極端な階級社会から解放されたようにある種の慎ましさを獲得していく。アメリカ時代というより寧ろ、『河』や『黄金の馬車』といった異文化を眼差す契機と捉えたい一本。ルノワール映画では貴族も捕虜も浮浪者も、みんな世界に妥協することなく芯の通った生き方をしてて励まされる!
囚人13号

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