きんぼう

横紙破りの前科者のきんぼうのレビュー・感想・評価

横紙破りの前科者(1968年製作の映画)
4.5
若山富三郎の任侠モノシリーズ2作目

一作目はどこにも配信されてないのでとりあえず2作目から観ました「博徒」もそうだけど一作目がサブスクに無いのは東映やくざ映画あるある

「極道」を着流しやくざの世界観でやりましたって感じの作品
コメディはコメディだけども清川虹子と山城新伍がいないのでそこまでギャグに振り切って無い感じ

安部徹、天津敏、2つのやくざ組織を掻き回しながら進んで行くストーリーは面白かったけど
後半で敵対していたやくざ組織があっさり和解しちゃうのは肩透かし

なんだけどもクライマックスのカチコミが壮絶過ぎて全く問題無し
白装束を着て棺桶から飛び出す所はギャグぽいけどそこからの墓場での大殺戮は凄まじいの一言
やくざ映画を片っ端から観まくって来たけどカチコミの壮絶さはこの作品がトップだと思う
ヴィランの安部徹、天津敏はもちろん最高だし待田京介もクソカッコいいし小沢栄太郎も良い味出してました

クライマックスのカチコミで全部持ってかれるけどとりあえず必見の快作でした
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