移動農民者のタッカー一家
家族を養う為、新天地で綿花の栽培に手を付けるが問題続出
ボロボロな家に祖母は不満だらけ、収穫まで収入が無いので狩り等で食い繋がらないといけない。
だが自然災害等で収穫出来な…
かつて淀川長治先生がルノワールのことをラジオでお話ししてくださった時にこの作品のことを紹介していた。
本作と同じように貧しい農民のことを題材にした「怒りの葡萄」は辛いことばかりで、観ていて心を締め…
古典的映画の構造はあるのだけどやはりルノワールらしさもある、独特な映画だった。彼がアメリカに見出したポピュリズムを描いているが、明らかにキャプラのそれとは異なる面白さがある。というのも、隣人愛が物理…
>>続きを読むルノワール初見がこの作品なことってあるのか
亡命先のハリウッドで撮ったとのことだが、古典物語形式をばっちりで、そこから横溢するような光り輝くショットの美しさや、同性愛的な描写とかもあって、流石だなと…
『怒りの葡萄』然とした家族での新天地に近所付き合いや天候による苦難が試練として降り掛かる。ルノワールの「水」は強く打ち付ける雨や氾濫する川となり猛威を振るうが、晴れ渡る空を見上げるザカリースコットと…
>>続きを読むルノワールは渡米後も決して真正面から資本主義を描写することなく、フランス時代に取り上げてきた極端な階級社会から解放されたようにある種の慎ましさを獲得していく。アメリカ時代というより寧ろ、『河』や『黄…
>>続きを読む【第18回アカデミー賞 監督賞他全3部門ノミネート】
フランスのジャン・ルノワール監督のアメリカ映画。ヴェネツィア映画祭で一応最高賞をとっているが、この頃のヴェネツィア映画祭は正式に認められていなか…