シラノのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

外見に強いコンプレックスを持つ男がひそかに想いを寄せていた同郷の令嬢に恋のキューピッドを頼まれる話。
ロクサーヌがシラノにクリスチャンへの想いを打ち明けて以降心の中で「ウワーーーーーーーーーー！！！！！！」と叫びっぱなしだった。
シラノが不憫に思えるけどクリスチャンを利用してロクサーヌと愛の言葉を交わしていたわけだし、クリスチャンがロクサーヌから受けた愛はシラノへの愛だったわけだし、ほんでもってロクサーヌは二人に騙されていたわけだし。
本来の自分で勝負しようとしなかった報いと切り捨てるのは非情かなと思えるくらいみんながみんなかわいそうだったけどひとときでも幸せな時間があったのが救いか。
なんだか美しい悲劇を見たような感想になってるけど見てる最中はロクサーヌには「この女アアアアア！！！」と思ってたしクリスチャンには「このおバカ！！！」と思ってた。勘違いコントの要素もあるし、やいのやいの言いながら見ると楽しいと思う。