短編『ファミリーファミリー』の大川裕明による初長編作品。
ポジティブシンキングのおじドルあずぽんと潔癖症のヤクザのバディムービー。
お話の方はクラシカルと言っていいほど分かりやすくメッセージはかなりの直球スタイル。人間いつだって変われるんだ、と竜雷太に言われたら頷くしかない。
インディーズ系の強みとして、あずぽんも金子ももう少し予想の斜め上を行く爆発を見せて欲しかった。オフビート狙いが平坦に終わってしまっていて、せっかくのスカミュージックも活きてこない。いろいろ惜しい。ポスタービジュアルは完璧。
おじドル彦坂氏は海外の大会で活躍するポーカープレイヤーでもあるらしい。何この引出し。
