カラフルなカーテンや間接照明で埋め尽くされた幻想空間は閉鎖的で常に暗い。日勤の人と夜勤の人がいるので、常に誰かがそこで眠っているから。ここはベトナムから台湾に出稼ぎしてる女性たちの宿。
彼女たちは一生懸命働くも、仲介業者がごっそり中抜きするわ、いきなり仕事押し付けられてベテラン並に働けと怒られるわで、大変な苦労。
いよいよデモ決行の日、それまで閉じられていたカーテンは開けられる。先程までのファンタジックな空間が、粗悪な工場だったと分かる。強烈な光が目に痛く刺さる。
台湾にも外国人労働者の問題はあるんだなと知る。台湾ではストライキでパフォーマンスすることが多いらしく、演劇や美術(プラカード)で訴える。
ドミトリー(監督曰く、寮の怪物)と呼ばれる大量の布に覆われたベッドから手や足が出てきて、これがなかなか怖い。笑