ももさく

四畳半タイムマシンブルースのももさくのレビュー・感想・評価

2.9
灼熱の京都、下宿している下鴨幽水荘に戻った「私」。そこにいたみんなに裸踊りを求められるが意味不明な「私」…。そんな中、エアコンのリモコンにコーラがかかり、クソ暑い中クーラーが動かなくなる。



私(浅沼晋太郎)「下鴨幽水荘」のクーラー付き四畳半209号室に住む。明石さんの事が好き。

明石さん(坂本真綾)映画サークルみそぎに所属し映画を撮る女の子で「私」の一つ下の後輩。

小津(吉野裕行)「私」の同級生。他人の不幸で飯が3杯食える程性格が悪い。歯は牙のようで足の爪も長い。

樋口氏(中井和哉)師匠と呼ばれる顎がデカい男。

羽貫さん(甲斐田裕子)口元にホクロがある歯科衛生士。

城ヶ崎氏(諏訪部順一)サークルのボス。

田村くん(本多力)モッサリした学生?。

ケチャ→穴を掘るのがライフワークの犬。

他登場キャラ→大家さん、上級生の相島、田村くんとタイムマシーンを作った仲間他。

森見登美彦の小説、「四畳半神話大系」と、上田誠の戯曲「サマータイムマシン・ブルース」のコラボ作品らしい。

瑛太、上野樹里、ムロツヨシ、真木よう子が出てる映画「サマータイムマシーンブルース」の大ファンなので、これも見ねばと思い鑑賞。本多力は実写の方にも出演していてアニメだと吹き替え担当します。

    「小津さんって双子ですか?」

実写とほぼ同じではありますが私は実写の方が好き。どっちにしても初めて見た時のなるほど感は初めてでなくては体感出来ない。私は初めて実写見た時、もう一度見たい!となりました。もう一度見たくなる、そのような作りになっている。

消えたヴィダルサスーン、噛み合わない会話他、沢山の謎がスッキリ解けるのがとても面白い。

黄色オケで裸踊り、コーラ、ええじゃないか、体量の汗、風呂桶、銭湯オアシス、五山の送り火見物に誘った人物、カッパ様の銅像、古本市、タイムマシン、トゥルーマンショー、25年後の未来、99年前、沼、ふわふわ戦隊もちぐまん、たぬきのカバンも印象的。

アニメだからの楽しさみたいのもありますね、平面っぽい絵に見えるけど雪のシーンとかは遠近感あったし実写っぽい絵の時もあったり…。小津なんて人間っぽくないし。

こんな事件が起こる前の小津と「私」と明石さんについても最初は、いらんと思ったが見たらなるほどって楽しめた。

   「時をかけるリモコンですね」

  「未来は自分でつかみ取るものです」