まくないと

ワタシが"私"を見つけるまでのまくないとのレビュー・感想・評価

3.4
作中のクロエは、監督であるアマンダ・リピッツの兄の養子。
彼女が従姉妹の存在を知ったことで、この作品が生まれた。

実の親を探すことが主眼では無く、一人っ子政策という歪な事情に翻弄された生みの親、子供、育ての親、そして保護施設の職員の姿を映すこと。

愛情を注がれた養子であっても抱えてしまう心の欠落を、真実を知っていくことで埋めていく過程を見ることが出来た。