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イニシェリン島の精霊のgigigiのネタバレレビュー・内容・結末

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

個人的には大好きなブラックユーモアがたくさん散りばめられていて、何度も映画館で笑ってしまったが、まわりはしんとしていて、はて、と寂しくなった

まあそれはいいとして、この映画、俳優陣を見た瞬間に絶対に見に行こうと決めていたが大正解、やっぱり間違いじゃなかった。

イギリスの昔の田舎のファッションがみれて楽しい。ああいったヴェストやセーター、セットアップやハット、ああいうのを自分でも着るしみるのも好きなのでヴィンテージファンはそこも楽しいと思う

ああいう暮らし、ああいう人付き合いを描く映画ってたくさんあるけど、みるたびにいいなあと思ってしまう。
その日暮らしで、これといって疲れるような仕事もしてない、ご飯をいちいち自炊して、家の外には家畜がいて。風の強い中洗濯物を干して。実際にしたらそれはそれは退屈だし1週間で飽きてしまいそうだけれど憧れてしまう。

コリン・ファレルの下り眉毛が本領発揮していたし、バリー・コーガンの水死体の似合いっぷり(もちろんそれ以外の所作、間、すべて!ただ、なんだか妙に水死体が似合っていたのだ)どこをとっても全俳優すべてが素晴らしかったなあ。哀しくて暗い、やるせない話なのにずっとうっとりしてしまう。動物たちとの関わり合い、演技でない表情が最高で、訳のわからないところで涙が出てくるような、不思議な作品だった…
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