観た直後よりちょっと経ってからの方が、より良く感じてしまう魔法。
難解でありながら明快に感じるのはマーティン・マクドナーだからなのか…。こういう雰囲気の映画って、序盤謎が多すぎて、飽きてしまいがちなんだけど、ずっとストーリー展開が気になってあっという間の2時間でした。
友人だった2人の関係から、島、本土、世界の関係すらも想像させてしまうストーリー。
フィクションだけどノンフィクションのようで、悲劇だけど喜劇。相反するものたちが絶妙なバランスで共存していた。
どっちが正解とかもなくて、どっちも悪く無いけど、たった一つのボタンの掛け違いで問題がどんどん大きくなってしまう感じ、この見せ方が上手すぎるなと…
あと良い者たちから外れていく感じな…。
あと、バリー・コーガンが今までとは違う雰囲気の役だったけど、何でも様になりますね。
作品全体で彼のシーンはほど良い抜け感があって良かったです。
スリー・ビルボードもそうだけど、回数重ねた方がより面白くなっていきそうな作品でした。
その後を想像させる幅持たせるのがずるいな〜(褒めてる
