このレビューはネタバレを含みます
2023年新作#3
ゴールデングローブ賞にノミネートされている作品と言う事で鑑賞しましたが、見終わった時には？？？でした。
それで終わるのはもったいないのでネタバレをググると、舞台が1923年のアイルランド。イニシェリン島はアイルランド付近の島で(架空の島らしい)アイルランド本土では内戦が起こっています。
主人公の仲良かった二人が突然、仲違いしてしまうのはこの内戦を表しているそうです。確かに、大砲の音が何度もしていました。
コルムが話掛けたら指を切ると、冗談かと思いきや本当に切ってしまい、その指をバードリックが飼っているロバが食べて喉に詰まらせ死んでしまった。その仕返しにとコルムの家をバードリックが火を着けてしまいました。コルムはその時に家にいたのです。そのままコルムは焼死してしまったのかと思いましたが、コルムは椅子で窓を破り生き延びたのです。砂浜でコルムとバードリックは対面し「おあいこだな」とコルム。そこで本土での大砲の音が鳴り止みました。
つまり、二人の争いが内戦と重なると言う話でした。
この事が理解出来れば、とても良い作品です。しかし、それを理解できる人がどれほどいるのでしょうか？決して万人受けする作品では無いと思います。これまで数多くの映画を見てきたのですが、僕には難しかったです。
内容よりも、風景がとても美しかったのでこの点数です。
