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イニシェリン島の精霊の史のレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
4.0
おじさんたちのクソデカ感情合戦と田舎の嫌なところ

時代も時代だから、仕方ないんだけど、妹以外全島民田舎の嫌なところの集合ですみたいな感じなの良かったな。コルムすらも田舎でぶつぶつ言ってるだけで動かねえ田舎の人間過ぎて。の、わりに能面とか海外のもの集めてたりしたから外には興味ありそうなのに。

こういうのって結局、環境を脱したもん勝ちなのに、なんだかんだ居座るコリム、めちゃくちゃパドリックのこと好きじゃんね。

考える人そうじゃない人の話もあったけど、IQとか生活レベルとかが違う人と関わって生きてくのって大変だよねえってのは本当にそうで、しかも田舎となると「この人と合わないから別のコミュニティに移る」とか、「コイツとこういう部分が合わねえけどまあ、ここは割り切って関わるか」とかがやりにくいんだよな。都会の人って上も下も「あ、こいつと俺は違うな」って思ったときの関わり方みたいなものがあるけどないもんなそういうの田舎って。

田舎のせいなのか、時代のせいなのかどっちもなのか皆んな人間関係が幼稚でもはや愛おしいまである。

望遠鏡越しにみるコルム遠くの存在なのに勝手に近くに感じてた的なことなんだろうか。
内戦とか分かりやすくてええねぇ!
犬の世話にANYTIMEって返すとか、内戦も悪いもんじゃないとか、本当に死ぬまで喧嘩し続けるつもりなの、愛でしかないよな。永遠にケンカップルしてくれ。
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