"人生は、死を待つ間の暇つぶし"
名言過ぎる。面白かった‼︎
てっきり何か発端があってからの仲違いなのかと思ってたから、オープニングから、おーこういう…ってにやけが止まらなかった。
終始シリアスだけれど、途中途中ぷっ!てなる台詞もあり、終盤は若干ホラーかな?っていうシーンもあり、それも何だか好きだった。
コルムとパードリックの関係性の変化を描きながら、孤島の閉塞感、個々の孤独、生き方も乗せて、とても面白い展開だった。
結局2人の関係性は、友情だと思っていたただ馴れ合いから、次の第2ステージへの突入、といったところだろうか。
それがどんな関係になるのかは分からないけど。
ラストにそれを示唆しているようなところも良かった。"永遠に続く"みたいなw
果たして2人の第2ステージの関係がどうなっていくのか、とても興味深い。
予想だと結局2人は離れないんじゃないかな。
あんな狭い社会だし、コルム指無くなっちゃったし。
結局は支え合いながら、傷を舐め合いながら生きていくのではなかろうか…
コリン・ファレル、いつも悪党か変態しかやらないから、今作は意外だった。
バカで退屈で、だけどいい人を上手く演るもんだから、余計に憐憫の情を誘う誘う。
警官に殴られた後の馬車のシーンでは、思わず一緒に泣いてしまった。
この人、やっぱり良い役者だよね。
「聖なる鹿殺し」でも共演してたバリー・コーガンくんも出てて個人的に嬉しかった。彼もだいぶハマり役だったな。
なんかああいう過疎地域っていろんな機会が少ないから、とにかく意欲がないと本当に貧相な人生を送ることになる。
それを表していたのが、ドミニクかなと思った。
そしてアイルランド、イニシェリン島の景色、きれいだった。絶対スクリーンで観たほうがいい。
面白かったー。