いも

イニシェリン島の精霊のいものネタバレレビュー・内容・結末

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

親友からいきなり絶交を言い渡された冴えない中年男性が復縁を求めるが、事態は悪化してゆき、地獄へ


コルムの「他のことに時間を費やしたいから退屈なパードリックとは絶縁したい」言い分に、そこまで突き放すことはないだろうと理解が出来ず(距離を置きたいのは分かる)、むしろ「理由を知りたい」「復縁したい」なパードリックに共感しましたが、パードリックの執着が度を越してつきまといになってからはコルムに同情した。

引き際はわきまえようパードリック。
パードリックは愛想はあるけどナイスガイではないと思う。人望がないから。
無害が取り柄だったのに、自ら唯一の長所を捨ててしまったようだった。

パードリックの執着がエスカレートしてゆき、コルムの狂気もエスカレートしてゆく。

作品は内戦のメタファーを描いていると思うのですが、少し掴みずらかった。
パードリックは本土の内戦を他人事のように見ているけれど、島は悪意が漂っていて人々は分断している。本土の出来事は他人事ではない、と受け取りました。

犬は無事ですが、ロバが悲惨な目に遭うから、これからの方はお気をつけて
いも

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