ここにーる

イニシェリン島の精霊のここにーるのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
4.0
妹から手紙が届いても“満喫”という文字が読めない兄パードレック、それにその妹シボーンに「言っとくけどモーツァルトは18世紀の人よ!」と強烈にツッコまれる兄の友人コルム。なるほど、これは確かに『スリー・ビルボード』の監督だ。入りはとにかくシリアスなんだけど、でも段々待てよ、これどっちも言ってる事おかしくないか?となるわけ。前作もあの警察署長がツッコミ役(またはなだめ役)で、主役の3枚看板オバサンと激キレ警官の全力Wボケ。まるでジャングルポケットのコントみたいだった。次回作も同じフォーマットできたらこの監督、完全にコント師として認定してもいいように思う(笑)。