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イニシェリン島の精霊のmahiroのネタバレレビュー・内容・結末

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

内戦が終始物語の通奏低音になっている。

パブでコリンが「昔のお前は優しかった」とガキみたいなことを言うのに対し、コルムが「優しさなんて誰も覚えてない。だが、17世紀のモーツァルトの音楽は今も覚えている」と反論するシーンがある。(その後、シボーンが「モーツァルトは17世紀ではなく18世紀」と言ったのが爽快)このコルムのセリフの本質が何も分かってない感じが昔の自分(今もかもしれない)を観ている感じで刺さった。

本質が見えていた”女”のシボーンと島で1番のバカだと言われていたドミニクの2人が、一方は島を去り、もう一方は死ぬというのが示唆的。

友情ってマジで何なんだろう。
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