YoshitakaBaba

イニシェリン島の精霊のYoshitakaBabaのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
4.6
「イニシェリン島の精霊」

今回のアカデミー賞にて9部門にノミネートされている今作。
監督は2017年「スリービルボード」で監督を務めたマーティンマクドナーの最新作です。

スリービルボードは傑作でした。
小さく町で起きた最強のお母さんVS警察の構図。
そんなシンプルな話ではないですが、表側と裏側の関係。
とても深い一本です。
そんな作品が作品賞取れなかったのが当時残念で仕方なかったです。

そんな最新作もまたまた規模感が小さい話しですね。
アイルランドで起こった男2人の絶交物語。
急に親友から「お前が嫌いなったから関わらないでくれ」で始まる12歳の子かと本当にツッコミたくなる内容に唖然としました。
しかし斬新で尚且つそんな子供っぽい話ではありません。
色んなメッセージ性。
色んな要素のメタファーになっています。
ここまで奥深い作品とは。
スリービルボード好きだから観ましたが、これも好きでした。
当たりでした。

アカデミー関連作品が今年はこれからやるって物が多いのと、きっと賞を狙ったであろう作品がことごとくノミネートされていないので今作が1本目になってしまいました。
これは脚本賞と主演男優賞と助演女優賞なんかあり得そうな作品ですね。

個人的にコリンファレルとバリーコーガンが共演していると「聖なる鹿殺し」を思い出します。
バリーコーガンがいつ観ても頭おかしい感じします。
それが好きです。
唯一正常だったのはエターナルズ。
あれはミスリードでした。
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