R

イニシェリン島の精霊のRのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
-
初見ではうまく飲み込めなくて、先に見て絶賛していた友達に感想を聞いてやっと答え合わせができたところがあった。ネットの解説もいくつかかいつまんで読んだが的外れなことを言っているものもあり、やはり少し難解なのかも。
それでもある程度歳を重ねた人間にはコルムの決断には感ずるところがあるらしい。
まあ普通ならいくら島が狭いとはいえ距離を置くよね。それこそクラスメイトとかでもこういうことってあるし。そう、社会の狭さがとても学校的で、同じく学生の頃のようにこの人たちは他の社会へ移動しない(思いつかない)のだ。対比のように妹は旅立ち、厄が落ちたと言わんばかりの喜びいっぱいの手紙を送ってくる。妹の服が一人だけ鮮やかな色なのはこの島で浮いた存在ということを示してるんだろうな。あと、警官の態度で島の人たちのレベルが格付のようにされているのがわかる。悲しいかな本人が言うようにドミニクの次に馬鹿にされている存在のパードリックなんだね…
ドミニク、バリーくんのエキセントリックで繊細な演技がふんだんに生かされていて切なくなる。とてもよかった。
色々確かめたくてもう一回見たいけど警官の無修正ちん…を見るのが嫌すぎて躊躇…
R

R