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イニシェリン島の精霊のShoのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
4.0
その年の年間ベストに挙げたスリービルボードのマーティン・マクドナー監督最新作。

鑑賞後の余韻が、、、
と聞いたので、急遽劇場鑑賞。

本国アイルランドは内戦真っ只中のイニシェリン島。

ある日パードリック(コリン・ファレル)は親友だったはずのコルム(ブレンダン・グリーソン)に絶縁を告げられる。
そこからなんとか関係の修復を試みるが…。

ってだけの映画。

そりゃ昨日まで仲良かった友人に突然、
「お前といてもつまんないし退屈だからもうツルむのやめようぜ。じゃそういうことで」
なんて言われたら困りますし、コリン・ファレルみたいな眉毛( ¯•ω•¯ )になります笑笑

しつこいパードリックにさらに、
「今までパブで話していた時間もなんてムダだったんだろうって気付いたわ。そんなんに時間使うぐらいなら好きな音楽の作曲でもするわ。歴史に名前残るし」
ますます困り眉のコリン・ファレル笑

なんとかしたい困り眉( ¯•ω•¯ )は、
出来の良い妹シボーンやちょっとズレてる友人ドミニク、教会の神父様に相談。

するとついにコルムから、
「お前マジでしつこいから、これからお前がオレに喋りかけてくるたびに指を切り落とすことにするわ。ちなみにマジだから」
この辺りでコルムの真剣さを理解できようものですが、ポジティブシンキングな困り眉( ¯•ω•¯ )はまだ望みがあると考える。
そして遂に、、、

たしかに退屈 つまんないなんて言われたらショックですが、いくらなんでもしつこ過ぎる。
そういうところだよ、、、ってツッコミ入れましたし笑
あまりに振り向いてくれないからって性格が悪くなっていくのもなんかダサい困り眉( ¯•ω•¯ )
でも、これだけ閉鎖的な島だとこうなってしまうのかも。

島民全員顔見知りって良くも悪くも、ですよね。
クソ過ぎて腹立つ暴力警官 不気味な死神ババァ 意地の悪そうな 雑貨屋ババァ。
ウワサが広まるのも速いし、人のゴシップが大好き。おまけに口を開けば文句ばかり。
ウチの会社の連中みたいでウンザリします。
もっと他に話すことないのかよ?前向きな話できないの?
あ、失礼m(_ _)m
そりゃ、シボーンもあの行動に出ます。

鑑賞前フォロワーさんから、もしかしたらそうなんじゃ?
と聞いてましたが、これはやはり
「島内の小さな戦争」
なのだと思いました。

この友達同士の戦争の結末、興味を持たれた方はご自身で確認ください。

余談ですが実生活でも、
明確な評し方がない
人には良い人
優しい人
悪い人じゃない
って言いがち。
ホントはどうでも良い人だったりする場合ありますし( ・᷄ὢ・᷅ )笑
※もちろん心底良い 優しいと思う人ばかり(¬_¬)ノ
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