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イニシェリン島の精霊のbibooのネタバレレビュー・内容・結末

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

おじさんとおじさんの歪なブロマンス…。
寂しくて変で滑稽な人間模様。
結局なんで絶縁したのかよくわからないし、なんで指まで落とす必要あるのかもよくわからなく、見進めていくほどに呆れに近い気持ちになってくる。島が狭いゆえに絶縁しても毎日顔を合わさざるを得なくて、絶縁コントにすら見えてくる。
村のように狭い場所だと、近すぎるゆえに客観性を取れなくてしょうもないことで歪みあってややこしく絡み合い修復できなくなるのかな。
みんな頑固で突拍子もないから食い違いまくりで「ハァ?」というセリフが連発されてたのがうけた。

島の情景や動物たちがとっても美しく、空気が澄んでるのが画面を通して伝わってくる。その美しい情景に反してというべきか、それがより一層引き立つ要因になってるというべきか、人間たちは頑固なちちくりあいを繰り広げる。
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