コリン・ファレルが好きで、作品の評価も良かったので、観賞。
長年、友好関係にあった二人の男が唐突に喧嘩を始め、だんだんとエスカレートしていく。周囲の人間はそんな二人を遠巻きに眺めたり、どちらにも良い顔をしたり、仲裁したり、距離を置いたり、なかには被害を受けたりする者もいる。
話自体はわかりやすいけれど、どことなく抽象的な作品のため、何が言いたいのかわからない、という人もいるかもしれませんが、登場人物一人ひとりを「国」に置き換えると、けっこう腑に落ちると思います。
ようするに、喧嘩も戦争も、くだらない意地の張り合いだということでしょう。