このレビューはネタバレを含みます
怖い悲しい
ムカつくイライラする
そんな映画。
突然今日から友達やめますって言う方も、
言われて子供みたいなダルい仕返しする方も、どっちもどっち。
コルムが、静寂が欲しい、と言った気持ちはよくわかる。めんどくさいパードリックから離れたい気持ちもわかる。
でも話しかけられて指切るほど?
突然、今日からお前と話さない、って親友だと思ってた人に言われて戸惑うし悲し苦なる気持ちもわかる。だからって今仲良くしてる人の親が死んだって嘘ついて、その友人を遠ざけるようなことする?
私はコルム側で見始めた。あまりにもパードリックが苦手すぎて、私も離れたいと思った。でも親指以外の4本を切り落として、扉に投げつけ、その指を誤ってパードリックの愛ロバが食べて亡くなったのを見て、どっちもどっちだなと思った。
見終わった今思うのは、最後は死んでしまう警察官の息子とパードリックのお姉さんの2人だけがまともだったのかも。少なくとも2人は人を傷つけずに、そして素直に生きてた。
この作品に出てくる動物たちはかわいそう。
確かに愛されているけれど、ご主人が指を切ったり、家に火をつけたりするところを見せられて幸せな動物がいる?
結局この作品は何を伝えたかったのだろうか...