まっすぐに青い映画だった。
エネルギーほとばしる原作の魅力をそのままに、
映像化でさらにそれを増幅させている。
いま、なにかをやろうとしている多くの人の背中が押されるんじゃないか。大、ユキノリ、玉田の溢れんばかりの熱量に感化され、心の底にできてるエネルギーの吹き溜まりがぶくぶくと沸騰し、負けてられん。という気持ちにさせられる。
上原ひろみさんの音楽はさすが。原作以上の良さになってる最大の要因は彼女がてがけた「JASS」の曲にほかならない。漫画を読んで聞こえてくる音が、想像の何倍もの仕上がりになって映画館の大音量とともに耳に突き刺さってくる。JAZZめちゃめちゃかっけーとなる。
クライマックスにかけての高揚感も尋常ではなく、意図せず涙も流れてしまう。ラストのライブは原作から一部改変されているが、それがさらにぐっときてしまうのだ。こりゃ、やばいぜ。
ヨーロッパ編もアメリカ編も期待したい。