ゆず塩

BLUE GIANTのゆず塩のネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【一言あらすじ:仙台からジャズをしに東京へ飛び出してきた宮本大の物語。寝泊まりは友人の玉田を頼り、バイトで金を稼ぎ、川辺でサックスの練習をする日々。そして、紹介されて訪れたジャズバーで抜群の腕前を持つ沢辺と出会い、「一緒に組もう」と誘う。】

漫画と基本同じ。東京編。東京編好きですよ!そこメインで良かった!
でも、大が突拍子もない人でついていけない気がしたかな。
だから玉田とか沢辺に感情移入しながら見るんだけど。
んー、大ってこんな感情移入難しかったっけ?なんだか変な感じ。
漫画もそりゃなかなかに突拍子もない人に見えたけど。感情のつながりが分からなくて感情移入できなかった。
そういう意味で、沢辺と玉田の気持ちは見えて良かったな。

ライブシーンは、めっちゃ良かった!

【テーマ:愚直な情熱】
ジャズやるぞっていう愚直な情熱にはさらされる。
だから自分も頑張ろうって燃える!
ただ、大が愚直すぎてな。
空気も人の気持ちも読めない様子なのが、好きになれないかも。
すごい長所でもあるんだけどね。

【好きな点】
原作で好きじゃなかった点がありまして。
ラストのね、沢辺が事故でライブに出られない件なんだけど。
そこが変更されて、片腕で出られるようになってたのが良かった!
都合がいい改変かもしれないが、でもあの終わり、あの解散の方が正直気持ちよかった。
原作はかなり辛いだけだったので。
良い改変だったのではないでしょうか?

【その他】
やっぱり玉田と沢辺の話なんだよなー。
大は変化しなくて、二人を変えていくポジションで。
原作の印象的なセリフをピックアップしている気がしたけど、どうしても総集編感が強かった。言葉に違和感を感じるというか。漫画と映像の差なのかな。
入り込めない。自分でもよく分からないけど、入って行きづらい。キャラの感情に。
もうちょいじっくりキャラを見させてくれたら入っていけたのかも?
玉田の気持ちとか、沢辺の気持ち、頭では理解出来るのだが。深いところまで落ちてこなかった感じ。

沢辺が事故で轢かれるところ、すごく嫌だっだな。展開知ってたから。映画館の客席から、「嘘っ!?」って声が上がってて、やっぱそう思うよねって思ったり。
沢辺……、事故前に最高の演奏しててよかったよね。その後、玉田に「お前上手くなった」とか褒めてて、フラグ立てまくりなのが『やめてー』って感じだったが。

玉田のソロも良かったし。
良いジャズを聞いた気がする。
音楽の上原ひろみさん最高じゃ!!

演奏シーンのCG(?)だけ何とかして!!!!!!!!
ゆず塩

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