なんにも、本当になーんにも知らない状態で観に行ったけど、面白かったですね。
しっかり感動。
しっかり泣いてました。
原作はもちろん未読。
So Blue に立つまでを描いていて、もちろんそこがメインなんだから見せたいところなんだけど、2時間でそれを成り立たせるために、前半は漫画のハイライトなのかなぁと。
とんとん拍子で出会って組んで舞台に立って、人気が出はじめる。
大は主人公特有の情熱や熱意はあるけど、映画の中で全く挫折や苦い経験をしない。
これは当たり前だけど、登場人物の深掘りがされてない。
全然しょうがないと思う。
10巻とかあるものをギュッとしたらそうならざるを得ないしね。
だから、原作はとっても面白いんだと思う。
ジャズのことはよくわかんないけど、音楽が好きな彼と観に行ったけど、音は凄く良かったらしい。
私も良かったと思った。聞く映画って観る前に先輩に教えてもらってたけど、ほんとそう。
物語が王道でシンプルなだけに、音が強くないと成立しない。
映像も綺麗だった。演奏のシーンが長いから、そこをどうみせるかがポイントだったと思うんだけど、工夫は色々、当たり前だけどされてる。
あんまりだらけもしないかなぁ。
ジャズって自由な音楽なんですって。
大がいうところのソロのかっこよさ、自由さ、情熱や力強さを映像で表現してるから、そらエネルギッシュな映像になるんだけど、私にはちょっとうるさかったかなぁ。
どうやったら良いかなんて全然もちろんわからないんですけど。
キャラクターに関しては、雪祈が魅力的。
鼻につくんだけど、ちゃんとバイトしてボロアパート住んで苦労もしてて、けど努力家で自信が全然なくてと思ったら自信満々で。人間味もある。
大は主人公だけど、この映画のメインは完全に雪祈。全部を掻っ攫っていく。
ブルージャイアントで検索すると、ひどいって出てくるんだけど、最後の展開でなるほどそういうことねと。
正直割とある王道の展開だけど、それは逆に映画だからそう感じたのかもで、
漫画をずっと読んできた読者が最後あれに出会ったら、ひどいの感想もしっくりくるかと。
他に落とし方ってまだあると思うんだよね。けど事故を選んでるわけだから。
続きは映画化するんだろうか。
観たいけどね。
