Tak

BLUE GIANTのTakのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

原作ファンですが大満足。というか涙が枯れて最後は出てきませんでした。

本気で何かを突き詰める人、それを応援したい・何かを託したいと思う人、全員が格好良くて、眩しい。

大の家族や師匠周りのストーリーとか、尺の都合上カットされてしまった部分は各所にありつつも、本筋は描き切っていて脚本面は良かったかなと。
ラストも、100%の状態じゃないのに来るのは雪祈らしくないとか、まあ確かにと思う意見もあるけど、ifストーリーとして許容出来ると思った。やっぱ3人のソーブルー見たかったし。
(大が最初に雪祈に惚れたシーンも左手だけで演奏してたんよな。。憎い伏線だ。右手が使えなくても雪祈は大にとっては大好きな天才ピアニストなのである)

何より、実際に3人の音楽を聴けるいうだけで原作ファンは感無量なんすよ
上原ひろみすごい。全く違和感ないというかむしろ超えてきた。

Dolby Atmosで観てよかった。観客の話し声とかが横から聞こえてきたり、立体感のある演奏でした。

ただ、大がどれだけ本気で世界一を目指しているかが映画では掘り下げていない分、JASSの解散、大を立ち止まらせてはいけないという点への原作未読者への感情の入り方には、原作既読者との温度感の差があるんだろうなと思った。
まあそこは原作を読んで二度味わってほしい。

あの面子の中で玉田応援おじさん、あんた最高だよ
Tak

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