今思うと、轟音上映も気になるなあ。
BLUE GIANTは、昔通っていた歯医者に置いてあったビッグコミックオリジナルでパラパラと観たことがあった。
もう10年前の話だけど、今作で描かれていたのは、歯医者で観たことのあったワンシーンが残っている。
単純に私の記憶力が良かったのか、それともあのシーンが印象深く映ったのか。
今作を観ると、後者だと感じた。
とにかく、ジャズに欲が少し出始めたし、何より楽器をあんな風に弾けるのがめっちゃかっこいい！！
まあ、漫画の総集編みたいな感じなんだろうが、この作品の制作の意図としては、原作で大たちの演奏する曲を聴かせてあげたい！という遊び心なんじゃないかなと思った。
だから、演奏シーンが中心となっている。
だからこそ、ジャズの音色が凄く聴き心地良くて、表現の仕方も非常に美しかった。
ただ、CGが少し安定感に欠け、正直視認しづらかった。
ストーリーは充分面白く、満足感がある。
別にセリフにもセンスがあるわけじゃないが、武骨で愚直な彼ららしいセリフが多く、キャラも立っている。
途中、一気に絶望の淵まで突き落とされるシーンがある。
何をとは言えないが、そっちだけは命懸けで庇ってたことにしてもアツかったんじゃないかとは思った。
だが、そこからラストシーンまでの流れは非常にアツく、その姿はまさにBLUE GIANTだった。
