まのん

BLUE GIANTのまのんのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
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アニメ邦画はまったくの守備範囲外なのだけど、友達にゴリ押しされてチケット渡されたので鑑賞。

日本のアニメに慣れてないから、集中できるか不安だったけど、
そんなの吹き飛ぶくらい音楽が良すぎた。
この作品こそ映画館で聴くべき映画だ…

大の演奏に終始食らったのはもちろん、
たまだのソロはもう…涙が止まらなかった…
私はあの時間違いなくSo BLUEの観客で、一緒に泣いた。こういう映画体験が私は大好き。

大のキラキラ輝く姿、たまだのひたむきな姿、それぞれ胸を打たれたのは間違いないが、
私は序盤からゆきのりの孤独に共感してしまってとても苦しかった。
ずっと"できる子"として育ってきたおぼっちゃまの孤独は計り知れないものがある。
一見恵まれてるように見えるあの環境で音楽を愚直にやってきた上に、人の言葉に耳を傾け受け入れられるあの素直さ、誰よりもまっすぐに生きてきたんだと思った。
その育ちの良さも皮肉なものなのかもしれない。

普段からJazz聴きに行ったりしてると、So BLUEやCotton'sの立ち位置がわかると思うので、
ぜひこれからJazzを聴く人が増えるといいな、と1人のJazzファンとしては思いました。
良い作品を紹介してくれた友人たちにも感謝です。
まのん

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