まじっすか…。脚本も演出も最悪だった…ショック…。
とにかく途中で見るのやめたくてしんどかった前半。メリハリがなさすぎる。ドレミファソラシドを同じ速度・強さで弾いても曲にはならないでしょう。あれこの道ってどこまで続くんだろうなんて疑いもせずに一歩ずつ長い道のりを歩いたと思えば、何段も一気に飛ばして階段を駆け上がるような原作の展開を全無視。原作に沿ってないみたいな批評ってナンセンスすぎるとは思うんだけど、単純に脚本が下手くそすぎる。物語が進むにつれてバックボーンを短い回想で済ませてたけど、本当にあれでいいと思ってんのか？腹立つわ。
映像も本当によくなかった。3Dモーションキャプチャーがキモすぎる。Fラン美大の学生ボランティアにでも作らせた？
演奏シーンのサイケデリックな演出は最高に良かった！一部だけなのが残念。演奏シーンは全編あの演出でよかったじゃん。充分に芸術で戦えたよ。客の表情とか多すぎんのよ。勝手に感動するから感動させようとしてくんなってうざってえな。
玉田の最初で最後のドラムソロは正気を失いそうになるくらいよかった。ドラムソロ自体の良さもあるけど、あのシーンだけかなりの枚数を書いてて、そのままエネルギーのデカさをどーん！と喰らった感じ。劇場で見てたらバカでか声で泣いてたかも。石若さんのドラムは本当にかっこいい…。
上原ひとみのピアノも素晴らしかった。最後の演奏を左手だけで弾き切るユキノリは何かが乗り移ったようなジャズピアニストだった。
製作陣が変わるなら次回作も見たいな。
