coba18

BLUE GIANTのcoba18のレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
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映画館で是非観たかった作品。
中央線と四ツ谷の研修所で視聴。

音楽、特にJAZZといった極めて感情や即興を乗せて表現する分野について、巧みな映像表現(特にワンパターンではなく多彩な、演奏はもちろん最高)で精巧に描かれていた。

圧倒され、没入した。

生い立ちの違う3人が互いに触発しあい、チームとして(対比として個人として)高め合っている。

一流は冷徹である、とはよく言ったものだ。
チームの問題ではなく個人の問題と言い切る部分は、今までの作品として一味違うな、本来のチームとはつまるところ、個人の力の結集なのか、と考えさせられた。

観衆含め色々なキャラが登場する中で、1番記憶に残ったのは、ドラムの彼を最初から観てきた初老の男性。

例えば、若手のスポーツ選手、アイドル問わず、成果や実力が求められる中で、それ以外のところ、すなわち「成長」にフォーカスして応援している。
劇中の男性に割く時間は少なくなかったと記憶しているが、とても良い視点だなと思った。その分、ドラムの彼の成長は我々視聴者にとっても楽しみになり、色々な感情を持てる作品となったと思う。

また、観たい。
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