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BLUE GIANTのひでのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.2
ジャンルは違うけど、私も18歳で大学入学と同時に楽器を始めた。楽器はベースでジャンルはヘビメタ。とにかくバンドが組みたかった。なのでとにかく楽器を買った。
詳細はノートに綴っております。

https://note.com/hideyuki158/n/nbbbea4884623?sub_rt=share_pw

大学は地方で楽器をもって新幹線で移動した。
自分ごとで大変恐縮ですが「かっこいい」と思った。世界一「かっこいい」プレイヤーになってすごいバンドを組みたいと思った。
独学でいろいろなレコード、本を買いあさった。

この映画、私アニメは嫌いで敬遠していたがアマゾンプライムでみれるようになったのでしぶしぶ観た。主人公の紆余曲折あるサクセスストーリー
と対比して私はドロドロだった。メンバーとよくケンカが絶えなかったし曲作りも大変悩んだ。
しかし少しずつ私たちの音楽を求めてお金を払って聴きに来てくれる「ファン」の方も増えていった。
地方ながら一定の集客力を得てライブハウスの有力バンドになった。

でも、大学卒業時怖かった。
音楽で食べていく自信がなかった。
結局バンドをやめて地元に帰って就職しサラリーマンになった。
いまでは後悔している。
中途半端で終わらせたことに後悔している。

しかしこの映画を見て今の私にできることがあったと思った。
私は泣いた。映画の終盤涙が止まらなかった。
親が死んだときも出なかった涙が止めなく流れた。
できることは若い志をもったミュージシャンを応援することだとおもった。

私は同じような若い時立ち寄ったラーメン屋の親父さんに「将来のスターたち奢りだからたくさん食べて行って」とい励ましをいまでも忘れない。
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