【原作好きも未読の方にも◎】
かなり前に読んだ原作が面白かった印象のままアニメ映画版を鑑賞。
原作がヒットした時も、音楽をイラストやテキストなど二次元のみで表現し、(それが成功したのが)かなり話題になっていた。
そういう意味では、それに敢えて音を乗せるというのは、かなりの挑戦だったはず。
ただ、そんな不安を吹き飛ばす秀逸作に仕上がったと思う。
動きや時間軸が加わることで、切なさやヒリヒリ感が増した印象(こんなにほろ苦ストーリーだったんだと少し驚いた)。
一流のアーティストやアスリートは、例えその分野に知識がない人にでも訴えかける何かを持っている人だと思う。
そしてどんな名曲も伝説的なバンドも、物作りの全ては、人と人との出会いから始まっているということ。AI全盛時の今、改めて思った。
にしても、プロットといい作画といい、そして音楽。アニメ・漫画ジャイアントと呼ぶに相応しいジャパニメーションの底力を見た。